頼んでつくる、知恵あるキッチン|EKREAオーダーキッチン

お知らせ

2012.02.15

第6話  「インテリアキッチンを楽しもう!!」

◆第六話 インテリアキッチンを楽しもう!!

お久しぶりです。
新年を迎えたと思ったら、早くも1カ月半も過ぎてしまいました!
今冬は、予想以上の寒さに戸惑っている方々が大勢いらっしゃる事でしょう。
それでも確実に、もうそこまで、春は近付いて来ています・・・
何とか酷寒のこの時期を、健康第一で乗り切りましょう!!
さて、前話の文末でご案内しました通り今回は住まいの中でスペシャル席に登場したキッチンを
インテリアの素敵なアイテムとして楽しむ法のお話です・・・

シュウノウのハウツウではないのですから、思い切って既成概念を取っ払ってみましょう!!

今回のテーマは、ずばり「色」(カラー)です。
TVや本でヨーロッパの風景・インテリアを見ると各国それぞれの個性があり、長い時間培ってきた歴史とセンスをいつも素晴らしいなぁと思ってしまいます・・・
かつてイタリアを訪れた時に目にした白いマンションの日除けが、どの住戸もイタリアングリーンで統一され思わず“さすが!!” と、ため息をついたのを覚えています。
また、ある家庭のダイニングテーブルには各自がそれぞれデザインも色も違うマイチェアーでくつろぎインテリアを当たり前の事として楽しむ姿に嫉妬さえ感じてしまいました・・・
例えば車の色、外車のなぜかこっくりと深みのある微妙な色合いに唸ってしまうのは私だけでしょうか??

なんだかヨーロッパ称賛語録になってしまいそうなので、日本の色のお話しをしましょう・・・
戦前までは(と言っても60年近く前ですが)、まだまだ日常着としての着物が色濃く残っていました。
まさに着物は、色・柄の組み合わせの妙を楽しむ大変複雑な日本の文化だと思います。
昨今、若い人達の中で江戸や着物のプチブームが起こり少しずつ見直されているのが大変喜ばしい事です!
江戸文化の絶頂期、京の艶やかさに対し粋と称してグレー・茶・紺などの渋くて暗い色が男女を問わずもてはやされました。
その色にも微妙な違いで多数の種類があり、今も使われている伝統色として残っています
このことからも、日本人が色に対して大変なこだわりを持ち様々な工夫を楽しんでいたのが判りますよね!!

最近の住宅・インテリア雑誌をみていると、インテリアにこだわった住宅が目白押しで本当に楽しいです!
但し、色に限ってみれば無彩色や木質の自然色などが主流であまり色で遊んだ空間を目にする事は少ない様に感じます・・・
風水は詳しくないので色の持つ力などについては語れませんが、大好きな色・とても居心地が良くなる色をインテリアの空間に取り入れてみては如何でしょうか?
色の好みは個々の感覚でなかなか難しいかもしれませんが、“我が家のテーマカラー”を考えてみるのも一考かと・・・

まずは「毎日の生活空間であるキッチンスペースにどこか大好きな色を取り入れてみる」と、気分も上々の家事仕事が出来そうでしょう・・・?!

キッチンの色で思い出しましたが、こんな仕事をいたしました・・・
赤が大好きな奥様で、キッチンの扉材を真っ赤にと希望されましたが
何しろ5mの2列型・細長いクローズドキッチンでしたのでひと言アドバイス!
「キッチンは毎日使う場所、
風邪で頭痛がする時・少しイライラしている時も真っ赤な空間で
作業するのは辛いのでは・・・?
いつでもチェンジしたり色の量を調節出来る
アクセントカラーにしましょう!」

ホワイトの扉で圧迫感のない様に、
取手を赤にして窓には赤のブラインド・・・
調理器具や道具に赤色の物をあつめられたら?とお勧めしました。
結局使い始められて“色のバランスがちょうど良かった”
納得頂き一件落着の巻でした・・・

色の量・バランスはとっても難しい問題ですが、大きな面積を占める箇所よりアクセントとして楽しめる部分を作る方が失敗無くチャレンジ出来そうですね!!

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是非、インテリアも食材も色どりを楽しんで・・・ 大好きな色を見つけてみてください!!

最後に色にまつわるエピソードを1つ・・・
これはキッチンではなく、ある病院のお話です。
20年ほど前の事で、仕事の流れで透析専門の個人病院の院長とお会いしました。
ちょうど病院のリニューアルを準備している時で、なぜか私にコーディネートを任せたいとの依頼でした。
病院の設計など全く経験もなく戸惑っていると、院長から大事なコンセプトのお話しがありました。
「今の病院(入院施設を有する)は、どこも白一色で無味乾燥な空間ばかり、入院患者が気の毒だ!」と、おっしゃいました。

その病院も入院病室がいくつか有り、しかも入院段階の
患者さんのほとんどは自宅に帰ることなく亡くなってしまうそうです。
その為に院長は、今までの病院専門設計者より
普通の住宅の仕事をしている私にその役を頼みたかったそうです・・・
入院患者さんは、「一日病室の天井をみて過ごしている。
何とか自宅のリビングに居るかの様にリニューアルして欲しい」
と云うのがコンセプトの要でした。
そこで、6~8人部屋が主でしたので、それぞれ床はコルクタイル貼りにして
扉は木製框ドアにしホテルの如く真鍮のナンバープレートを付け、
手洗いカウンターも人工大理石で優しげに、
極めつけは天井のクロスに色を付けました!
壁は白系の布調クロスで、各部屋のカラーを決めて天井と窓廻りのカーテンの色をコーディネート
照明も無機質な蛍光灯でなく、住宅用リビング照明を・・・
手洗いカウンターの上には木質インテリアミラーを取り付けて
まさに上質なホテル仕様の病室が出来上がりました!

工事完成を確認に行ったことろ、病室の患者さんには好評で心なしか穏やかなお顔をしている様に見えました・・・
これこそがインテリア・色の力かも・・・と、思った事を覚えております。

この様な素敵な仕事を与えてくださった院長に、心から感謝しております・・・
この病院の廊下・階段室には、カシニョールの額がギャラリースペースの如く並んでいていつも患者さんの心のケアーを一番気付かっておられました。
残念ながら院長は10年ほど前に他界されましたが、本当に尊敬できる医療従事者でした・・・

さて次回からは、キッチン以外の生活シュウノウの壺話を始めます・・・
少しでもお役にたてるお話しが続きます様、張り切って行きます!!
お楽しみに・・・

ショールーム

東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車徒歩3分。
緑に囲まれたショールームに
オーダーキッチン3セットを展示中です。

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