頼んでつくる、知恵あるキッチン|EKREAオーダーキッチン

お知らせ

2011.10.14

第4話 「モノの管理上手になる為には(1)」

◆第四話 モノの管理上手になる為には(1)

お久しぶりです。
早いもので、秋風が気持ちの良い季節になりました…
今回は、キッチンに鎮座する膨大なモノ達をどうしたら上手く管理できるかの
お話です。まずはエリアとスペースについて、考えてみましょう!
住宅においてキッチン&リビングをどの位置に配するかは、
かなり重要な設計ポイントになりますよね。
食・住スペースで、寝ている時間を省くと365日家族が活動する拠点だからです。
3話でお話ししました「コックピットキッチン」を中心に、
家族みんながくつろげる”ずーっと居たい!居心地がイイ”スペースを作りたいものです…
そこで私は下記のポイントをご提案します。


1.キッチンは普段使いの道具・食器・食材中心のエリアにする。
2.出来るだけパントリーエリアを設けて、普段使い以外のモノをシュウノウする。
3.おもてなし食器・グラス等は、使う頻度を考えてエリアを別にする。

中壺8.「シュウノウは、エリア分けで管理がし易くなります」

覚えておいでの方もいらっしゃると思いますが、大昔(25年以上昔)はダイニングキッチンもしくはキッチンという独立スペースで、比較的に住宅の北側1階に配置されている家が多かったものです。
次第にセミオープンキッチンに変わり、現在では「アイランドキッチン」・「ペニンシュラキッチン」等と、
住まいの中で一番良い空間に配されるようになりました。
又、インテリア性も重視されていて”ファニチャーキッチン”と云われるようにすっかり表舞台に登場してきました!
その為に”シュウノウ”を考えていくことが余計に必要になってきたのも頷けます。

<キッチンのモノ別にエリアを分ける>と言う事について、もう少し細かく考えてみましょう。

以前にもお話ししたように、普段使いの道具類は結構決まったモノを中心に使っていますよね!
例えば調理器具にしても、用途別に最低1種類づつ揃えておけば普段の調理に差し支えありません。

キッチン小壺1.「ひとかわ並べ」って言葉がありますが、まさに調理器具引き出し状態の理想です!

色々な機会にオマケで貰ったモノ、ついつい便利かなぁっと買ってしまったグッズ…
そんなに出番が無いのに、普段使いと混ざっていませんか?
引き出しの中がスッキリしていると、出すのも仕舞うのもストレスなく楽ちんです!
同じ用途のモノがいくつかある場合は、ストック場所を設けてスタンバイさせておきましょう。
他にも季節で登場する道具類・土鍋・素麺鉢… その季節ごとに普段使いエリアに置き換えれば良いと思います。

キッチンも衣替え?! そんな感じで、楽しくやりましょう!!

次に、食品はどの様にシュウノウしていますか?
今はどの家庭でも冷蔵庫容量が増えて、食品シュウノウに大活躍ですね!
それでも乾物類や缶詰・調味料・買い置き飲料etc…と、
冷蔵庫が必要ないモノもたくさんあります。
そこで、あくまでも”コックピットキッチン”ですから
闇雲にシュウノウするのではなくやっぱり出番の順序を考えましょう。
調理時のすぐ使う調味料や乾物は、
「小出し用」と名付けて手元近くにシュウノウします。
小出し用が少なくなったら、ストックエリアから補充。
小出し用の食品類小袋に入ったモノは、小袋状態にしてシュウノウ。大袋のままだとかさ張るし、残量チェックに不便。

キッチン小壺2.「すぐに使うモノ」と「ストックするモノ」を明確に分けておきましょう!

それではお気に入りの食器達は、どうでしょう?
地震大国の日本ですから、割れモノのシュウノウには気をつけたいところです。
私は背も低くおっちょこちょいなので、食器の仕舞い方には結構気をつかっています。
大ぶりの食器や重たい食器を吊り戸棚にシュウノウされているのを見ると、ちょっと怖くなります!
そこでお皿類・小鉢・茶碗などは、吊り戸棚の目で確認できる高さに。
吊り戸棚の棚板は約15センチ間隔で、ほぼ1~2種類づつになるようにあまり重ねずにシュウノウしています。
丼・鉢・大皿は、カウンター下の引き出しに。

ここで、吊り戸棚の高さと奥行の話をしましょう・・・

まずは高さから・・・
目で吊り戸棚の底板が見える位置まで下げられることをお勧めします。
目の高さは、”ゴールデンライン”と云われている様
に一番安全でなお且つ使いやすい高さだからです!
私の場合は吊り戸棚下に家電が並んでいますが、
一番高さのあるオーブンレンジに合わせて吊り戸棚を下げています。

次に奥行き・・・
よく”既製品の食器棚は、奥行きが深くて使いづらい”と聞きます。
確かに通常45センチ位はあるでしょう。
特に小鉢など小ぶりの食器を奥行方向に3~4種類仕舞うと、
大抵奥の食器は日の目を見ない事になってしまいます!
理想の奥行寸法を決めるのは結構難しいですが、
目安としてディナープレート(約26~27センチ)が入ればOKではないでしょうか?
又、小鉢など重ねにくい食器はカウンター下の引き出しに滑り止めマットを敷いて伏せて仕舞えば完璧でしょう!
小皿なども浅い引き出しに収納されていれば、場所もとらずにスッキリです。

PR: シュウノウ物から考える引き出しの有効高さも、オーダーキッチンならではの妙技です!!

食器についても普段使いとそうでないモノに分けるのをお忘れなく!
おもてなし用の食器類は、セット箱のままでシュウノウしても良いですが出来れば透明プラスチックケースで
中身がわかる様にして、ストックスペースへ・・・
お気に入りのグラス類・カップソーサーは、リビングスペースにディスプレーしても良いのでは・・・?

キッチン小壺 3. 食器の大きさ・種類で、「安全で取り出し易い場所」を決めましょう!

最後にクライアントから頂いた”シュウノウアイデア”をひとつご紹介いたします。
先程お話ししましたとおり、吊り戸棚の目線より上の状況はとても把握しづらいですよね!
何を仕舞ったか下から見上げても判らないなら、棚板そのものを透明にしてみるというアイデアです。
確かに透明なら奥の方も確認できて、仕舞いっぱなしから脱却できそうです。
ちなみに棚は、透明アクリル製にしました・・・

一番大事なことは、

中壺 9. 「色々なモノ達を、いつでも楽に確認出来ているか」

という事なのです。

ちょこっと時間を作って、日の目を見ていない食器達を表舞台に出してあげてくださいね!!

器を料理と共に楽しむって、ほんとに素敵な日本の文化ですよね・・

それでは、次回は「モノの管理上手になる為には(2)」に続きます。 お楽しみに・・・

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